当院では、卵・小麦・乳の食物負荷試験を行っています。
●食物負荷試験とは
食物負荷試験は、食物アレルギーが疑われる食品、あるいは、現在除去している食品を実際に食べてみて、症状が出現するかを調べる検査です。原因食物の確定診断や、安全に食べられる量の決定のために行います。
●方法
アレルギーがある、もしくは疑われる食品を、クリニック内で少量ずつ食べていただきます。負荷試験は医師、看護師の付き添いのもと行います。1-2時間経過をみて症状がなければ帰宅になります。症状が出現した場合には、アレルギーの飲み薬を飲むなど必要な治療を行います。
当院では、卵・小麦・乳の3種類の食物負荷試験を行っています。
卵 :ゆで卵、 たまこな(卵成分の含まれている粉)
小麦:うどん
乳 :牛乳、 ヨーグルト、 みるこな(乳成分の含まれている粉)
●当日の流れ
予約時間に受付
↓
医師の診察
↓
負荷試験開始:食品を摂取
↓
1-2時間、経過を観察し、問題がなければ帰宅
●持ち物
・負荷する食品 :ゆで卵、うどん、牛乳、ヨーグルトなど
(たまこな、みるこなの場合は、病院が準備しますので、持参する必要はありません。)
・使い慣れている食器(お皿、コップ、スプーン)
・(必要な場合は)負荷する食品を混ぜて食べるもの(ゼリー、ジュース、離乳食など)
●注意点
・花粉症などアレルギーを抑える飲み薬は検査3日前から中止をお願いしています。
・喘息の飲み薬は前日の夜から中止をお願いしています。
・体調が悪い場合には、負荷試験が延期になります。